車のアライメントというのはトー、キャンバー、キャスターの3種類があり、走行するのに大切な値です。短期間で大きく変化することはないけれど、いろんな要因でかなり基準値とはかけ離れたものになっていることがあります。
これが狂うとハンドリング、直進安定性、コーナーリング性、タイヤの片摩耗など、いろいろ支障が出ます。
この値を正確に確認するには専用のテスターが必要となり、料金も数万円くらいかかります。しかし誤差はあれど、自分で確認する方法があり、今回はトライしてみました。アライメントのうちのトーだけです。キャンバーも確認はできますが、考え方は同じなので今回はしません。
大まかな手順は、車の前後に棒を置き、その左右に水糸で張ります。車体に平行にです。以下はそのイメージです

大まかに言うと、車を囲った長方形、タイヤとの隙間を測るというものです。




棒はアルミパイプの繋合わせ、水糸は1mmくらいのを使いました。コツはホイールの中心を通るようにすることと、平行に水糸を張ることです。
ホイールのセンターキャップと水糸の距離が左右同じになるようにします。ここで大事なのは前後のトレッド幅です。この車では後ろが前より10mm広いので、前後のキャップとの差は片側5mm前が大きくなります。そうすることで水糸は平行になります。微調整を繰り返したあと、棒の水糸の幅は同じになっているはずです。どちらからやってもいいのでやりやすい方で行います。

トーですが、ホイールの両側の値を測ります。以下の画像の赤矢印部分です。結果は以下のようになりました。

左前: 前が15.5mm 後ろが13mm ※14.5mm 14mm
右前: 前が15.5mm 後ろが16mm ※16.5mm 15mm
左後: 前が10mm 後ろが10mm
右後: 前が10mm 後ろが10mm
これを見ると後ろがトーゼロ、前が僅かなトーインです。実はハンドルを極僅かですが右に切ってあり、もしまっすぐであれば前もトーゼロです。※はもしハンドルを左に回したと仮定して1mm補正した時の予想です。この場合の角度ですが、赤矢印間は450mmとすると0.11度です。この車のトー基準値はゼロかトーイン1度くらいです。もし調整するとすれば前だけでも1度のトーインがいいかなと思っていますが、前後ゼロなのでとりあえずこのままです。もし今後、調整が必要なら整備しようかなと思います。
面倒な計算をしなくて済むような道具もあります。
足回りを交換したりすると変化することがあるので、もし正確に知りたければ業者で点検をお願いするのがベストです。しかし簡易的にトー、キャンバーであればここに書いたようにある程度は確認可能です。うまくやれば誤差0.5度以下という精度も可能です。
2026.8.20後記
中古で購入したこの車のアライメントはまだ正確には測ったことはありません。どういう状態なのかを大雑把に知りたくてDIY測定しました。もしかなりずれていれば業者に依頼しようと思っていました。このアライメントというのは車体に対してどう各車輪が取りついているかということです。もしシャーシやアーム類がおかしくても狂うことになります。
もう一つの動機ですが、昨年リアのハブベアリングを交換しました。結構ゴロゴロ鳴っていたのでディーラーで交換しました。スタッドレスに交換しようとトレッド面を確認すると波打ち片摩耗しているのを発見しました。元々この車は内側が方べりしやすいのですが、波打ちなのでひょっとしてハブベアリングのせいかなと考えました。それまではなんでもなかったのです。そのうち今年の春先にフロントハブベアリングも同じようなゴロゴロになったので交換しました。しかしタイヤは波打ち片摩耗のままです。

今年一杯でこのタイヤは破棄予定ですが、何とかしたくて波打ちの影響を減らすべくサンダーで削りました。作業自体は簡単ですがタイヤの粉まみれです。良い方向に振動は減りましたが、全く無くなったわけではありません。走っているうちに出っ張りというか角が取れないかなと数千キロ走りましたがほぼ変わらずです。タイヤは減ると全てが良くない方向に進むので仕方ないかなと諦めています。
あと3ヵ月です。次のタイヤを模索中でして、いいものは高いし、安いのはそれなりです。
コメント