部屋に昆虫が出るとびっくりします。ゲジゲジやゴキブリ、ダンゴムシもそうですが、蟻も時には歩いています。
蟻が厄介なのは家の基礎などを食い荒らすことです。窓や玄関から這ってきた程度であれば問題ありませんが、もし柱の根本の隙間などから出てきたら見えないところにもっと多くいるかもしれません。
蟻と言っても種類はいくつかあります。大きいのも小さいのもいます。大きく分けて普通の蟻とシロアリがあります。もしシロアリだったら自分で何とかできないかもしれないので業者に頼むか、小範囲であればDIYでできるかもしれません。因みにシロアリはゴキブリの仲間で蟻の仲間ではありません。ここでは普通の蟻を考えることにします。
私の家を例に挙げます。何年も前からリビングに小さい蟻が出ました。やや薄茶のヒメアリ、イエヒメアリです。これらは家の土台を荒らすので退治が必要です。
何気に蟻がいたのでどれくらいの数がいつのか、気が付くと行列です。部屋の隅にいるわいるわ。掃除機で吸い取りました。それから殺虫剤をかけて退治です。しかしよく調べると以下のことがわかってきました。
- 単独または複数で同時に部屋に出るというより、家の見えないところから順番に出てくる
- 春や秋の温かい時期に出る。5月前後、9月前後
- 早朝から昼前がピークで、午後は落ち着く
- 出たやつらを退治してもあまり意味はない
- 巣ごと全滅させるのが理想
出てきたのを退治するのは割と簡単です。しかし本当は巣からやっつけるのが理想です。しかし現実的に家の下からそうできるのかというと無理があります。基礎の木や土を掘りまくるわけにはいかないし、第一そんな狭いところでは体の自由がききません。
これまで私も下に潜って殺虫剤やベイト剤を置いたりしました。出没するのはせいぜいが長くて一週間くらいです。あれこれ対処しているうちに出なくなります。でもまた次の季節に出てきます。何とかしたいなあと考えていると巣丸ごと退治という意味ではやはりベイト剤です。これまでは顆粒のタイプでしたが、今度は液体のを見つけました。割と評判がよく、成果も出ている定番の商品です。
上はよく見かける顆粒状の製品ですが、下は液体。
想えば、こんな2ミリくらいの小さいのが顆粒状の大きいものを容易に齧るとは思えません。液体なら楽々持っていけそうです。面白いことに蟻は液体を一度体内に蓄えて巣に行き、他の蟻にあげるそうです。この商品、95%が糖蜜、5%がホウ酸ということで、数時間~半日で効果が出るらしく、結構な実績があるようです。
仮に数日で全滅したとして、何日か経って卵から生まれた蟻も同じく退治できれば完了ということです。実際にうまくいくかどうかはわかりませんが、やってみることにします。
なるべく出てくる場所に近い、歩くのに邪魔にならない場所に置きます。付属のトレィに10から20数滴くらい入れ、置きます。すると寄ってきます。ここでは13匹いますが、ピークでは30匹くらい行列のできるエサ場です。

設置以前に部屋にいた蟻は全部掃除機で吸い取りました。面白いことに、これを置くと蟻は他へ行かず、ここに居座ります。これまでは部屋の壁をウロウロされたのでこれは嬉しいところです。ただ、旨すぎるのか、午前で巣に戻る蟻達も夜まで交代で来ました。そのままでもいいのですが、寝る前に片づけておきました。出てくるところは1箇所なのでマスキングテープで塞いでおきました。
翌朝はまた再設置です。待っていた蟻が3匹出てきて、早速吸っています。先人からの情報によると、ガックリと減ってくるようであり、二日目は減っています。しかし天候と気温のせいかもしれません。
まだまだ蟻との格闘は続きます。
その後の様子
初日はトレイに入れた液体の周囲に30匹くらいの行列でした。それは夜には減ったものの、何匹が巣に戻ったのかはわかりません。
二日目は朝からこのトレィをセットすると暫くして10匹くらい、日中も同様です。昼頃からはやや少なくなっています。この液体に溺れる者も数匹いました。
三日目は5匹くらいです。午前中には10匹くらいです。
四日目ですが3匹。効果は出ているようです。
もし卵から新たに生まれるとしたらあと1週間、その辺りでどうなっているのかが興味あります。同時に出てこないので気長な処理が必要ですが、様子を見守りたいです。
そして五日目、遂に出なくなりました。念のためいつも出てくる柱の付近にアリミツを置きましたが、午前中でもゼロ。その翌日もゼロ。ただその午後、一匹だけふらふらと現れました。卵が孵化するとすれば数日後、継続的に確認が必要であり、注視したいと思います。
昨年までを参考にすれば、気温の推移にもよりますが、あと三週間です。それを過ぎれば出なくなるはずです。昨年まで格闘したこいつらとの戦いは案外計画通りにいったと思っています。
参考までに以下のようなホウ酸シートも有効です。昨年、別の畳のある部屋からやはりイエヒメアリが出ており、これを敷いたら今期は出ていません。有効期間は1年とあるのでそろそろ更新しようかと思います。ただしそこ以外に出る可能性があるので蟻対策とは意味が違いますが。
私の家は古い木造であり、周囲は田畑です。割と湿気があるほうなので床下換気システムを自作しました。今年の春先でしたが、DCファンを2基使って一つの通気口から吐き出すようなイメージです。床下というのは案外通気がよくないです。周囲に何カ所か窓がありますが、余程強風がない限りほぼ空気は流れません。それが地面からの湿気があがる要因です。今回台所に這い出てくる蟻がゼロであったのはそれが効果あったかもしれません。
簡単に対処できない床下ですが、その場限りの処置でなく、長期に渡った対策を考えたいと思います。
2026.10.9 追記
最初にアリメツを設置してから約10日経ちました。この間、寒い日もあれば出没してもおかしくないような気温の日もありました。しかし全く出てきません。卵があれば孵化するような時期でもまだ出ません。
これまでの観察だと、蟻がいても室内に出てくるのは毎日ではないので床下でウロウロしているのかもしれませんが、それはそれでいい傾向?です。何なら出てきてアリメツを持ち帰ってくれたほうが嬉しいのですが。
あと3週間です。これを過ぎれば今年は終了、あとは来春です。なんとなく蟻の習性が分かってきたような気がします。
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